『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』のレビュー記事です。
クラッシュ大好きな僕にとってクラッシュの新作、しかもナンバリングが発売されめちゃくちゃ興奮しています!
早速、今回一通りクリアしてレビューを書くのですが、ボリュームがありすぎて正直100%はまだ遊べていません!
なので、今回は通常クリアしたレビューとなりますので宜しくお願いします。
クラッシュが大好きな僕でもやはり『よかった所』『悪かった所』色々感じるところがありましたので、しっかりとご紹介したいと思います(^◇^)
【目次】
▪このゲームを簡単に説明すると
▪作品紹介
▪プレイ後の感想
▪よかった所
・圧倒的に綺麗になったグラフィック
・ロードが早くサクサクプレイ
・過去作のステージがオマージュ化されている
・やり込み要素が多い
・操作できるキャラクターが多い
・サイドストーリーが用意されている
・ファンが喜ぶ友情出演
▪わるかった所
・難易度が難しすぎる
・箱の配置が難しすぎる
・作業員が出てこない
・お馴染みのボスが出てこない
・死亡パターンが少ない
・ステージや音楽がクラッシュっぽくない
▪まとめ
【作品紹介】
作品紹介 | |
---|---|
製品名 | クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース |
ハード | プレイステーション4 |
ジャンル | アクション |
発売元 | アクティビジョン |
開発元 | トイズ・フォー・ボブ |
発売日 | 2020年10月2日 |
【プレイ後の感想】
率直な感想としては「難しすぎる」というのが一番初めに思い浮かびました。
約20年ぶりにクラッシュの完全新作が発売され期待していたファンも多いはずです。
そのうちの1人が僕です!
クラッシュシリーズ1~3をプレイしている前提でお話しさせていただくと、
1は純粋に高難易度アクションゲームで、奥スクロールアクションというシステムそのものが新しく純粋に面白かった。
2は1に比べアクションが増えたり、隠しステージが増えたりと探索要素が増え、何度も同じステージを遊ぶほど面白かった。
3は色々な世界を冒険でき、水中ステージ、水上スキー、飛行機、バイクとさまざまな乗り物が登場したり、妹のココちゃんを操作できたり、隠し要素、タイムアタック、ボスを倒すとアクションが強化されるなど、今までクラッシュを2倍、3倍美味しくしたようなボリュームたっぷりの内容でめちゃくちゃ面白かったです。
では、本作はどうだろうか?
正直いうとアクションとしての難しさというよりも、頭を使うようなパズル形式のステージが多かった。
その原因のひとつが4種類の仮面。
今回はクラッシュに多彩なアクションがあるわけではなく、仲間になる4種類の仮面を使い、様々なギミックを使ってステージをクリアしていくのですが、これがめちゃくちゃ頭使います。
- 足場を出現させたり消したりする仮面(ラリロリ)
- クラッシュが常にスピンアタック状態になる仮面(アカノ)
- 時間を一定時間スローにする仮面(カプナワ)
- 上下逆さまにする仮面(イカイカ)
この4種類の仮面を使うのですが、とくにラリロリとイカイカを使うステージは頭をかなり使うので集中力が切れるとあっという間に即死。
更にメインステージよりもクラッシュシリーズ恒例のボーナスステージの方がかなり難しかった。
1で登場したブリオステージ以上の難しさがあり、「どこがボーナスステージだよ!」と何度もイライラしてしまった部分もありました笑
クラッシュバンディクーはもうちょっと気軽にアクションを楽しむゲームだったので、ちょっと難易度が高すぎやしないかい?と何度も思いました。
その為か、ゲームを始める前に【モダンスタイル】と【レトロスタイル】を選択することができます。
モダンスタイルは残機数がなく、何度死んでもゲームオーバーにならない初心者スタイル。
レトロスタイルは過去作同様、残機数があり0になるとゲームオーバーになる上級者スタイル。
しかし、僕はレトロスタイルで遊んでいたのですが、死んでも死んでも残機は減らず元々ステージに配置されている箱やリンゴの数が多いのであっという間に残機数が99になりました。
スタイルを選ばせつつあまり意味がなかった
とにかく、今までのクラッシュのような純粋にアクションを楽しむスタイルというわけではなく、ゴリゴリの上級者向けアクションゲームになっていました。
今までにクラッシュバンディクー全シリーズを遊んできたので、嬉しさが勝り楽しく遊ばせてもらいましたが、過去作のイメージが強い人だと、本作は難しすぎて諦めてしまう人も多いかもしれません。
ここからは、個人的に『よかった所』『わるかった所』をまとめてみました。
【よかった所】
『圧倒的に綺麗になったグラフィック』
いうまでもなく、グラフィックが圧倒的に綺麗になっていました。
キャラクターデザインも一新されココちゃんがめちゃくちゃ可愛くなっています!
『ロードが早くサクサクプレイ』
ゲーム全体的にロード時間が早くサクサクプレイできました。
とくに死んでからのリスタートがめちゃくちゃ早い。
すぐに死ぬ事を想定されているかのように早い!
『過去作のステージがオマージュ化されている』
1の『めざめのビーチ』や『あらしのこじょう』、2の『サーフィン』など過去作に登場したステージの1部がそのまま使われていたりしているのでファンにとっては心踊るものがありました。
4は製作ゲームスタジオが違うけど、オリジナルのクラッシュへのリスペクトを感じられて嬉しかった!
『やり込み要素が多い』
本作は今までのクラッシュ以上にやり込み要素が多い。というより、多すぎる。
各ステージでダイヤが6個も存在しているし、各ステージにタイムアタックがあるし、本作から新しい収集アイテム『記憶のカケラ』というビデオテープが手に入るステージがあるし、とにかく集めるものが多すぎる笑
ここまでくるとダイヤのありがたみがちょっと薄れるよね💦
さらには新しい要素で各ステージ毎に『あべこべ』というモードがあり、ステージ全体が鏡のように左右逆になり、色がなくなり白黒になったり、真っ暗になったり、ステージ毎に色々なパターンが用意されていて、とにかくボリュームがありすぎました。
良くいえば1ヶ月、2ヶ月と遊べますが、100%クリアするにはあまりにも難しすぎて正直ストレスを感じざる終えなくなるかと思います。
それでも、クラッシュ大好きな僕からしたらやり込み要素が多いのは『よかった所』になりました。
『操作できるキャラクターが多い』
本作ではクラッシュとココちゃんを切り替えて好きな方で冒険できる他に、タウナ、コルテックス、ディンゴダイルも操作できます
この3人はいつでも操作できるわけではなく、この3人専用のステージのみ操作することができますが、クラッシュシリーズファンとしては、それでも嬉しかったです。
ただ、タウナは別次元のタウナという設定で、1の時のタウナとは全く違う姿でした笑
『サイドストーリーが用意されている』
本作は時空を行き来するお話しなんだけど、通常コースをプレイしていると途中でクラッシュが【?!】というビックリするシーンがあります。
実はこの時、裏ではこういうことが起きていた!というサイドストーリーが用意されています。
サイドストーリーでは、タウナ、コルテックス、ディンゴダイルの3人が別の時空で冒険していて、そこで起きた事がクラッシュの居る時空で影響されるというものです。
ここまで作りこんでいるのはファンとしては嬉しいかったです。
『ファンが喜ぶ友情出演』
クラッシュの親友であるスパイロが、あるステージにて登場したのはめちゃくちゃ感動しました。
この2人が一緒の画面にいるのがファンとして嬉しかったなー。
実はニセクラッシュも登場していてコイツは笑えましたw
【わるかった所】
『難易度が難しすぎる』
誰しもが思ったことだと思いますが、どのステージが難しい?というわけではなく、全てのステージの難易度がおかしいほど難しすぎた。
クラッシュシリーズといえば、ステージを進むにつれ難しくなったり、1ではブリオステージ、2ではドクロステージや隠しステージ、3でも隠しステージと明らかに難しいステージが、それ様に作られていて、エンドコンテンツのひとつのような位置づけでした。
しかし、本作ではマジでずっと難しいですし、ラストステージなんて平気で1ステージ80回は死にます。
今までのクラッシュって基本的には簡単にクリアできて、やり込み要素として難しくなったり、言っても1つか2つトラウマステージと言われているぐらいだったのに、ここまで難しくしてしまうと、クラッシュなんだろうけど、別の死にゲーをやっているかのような感覚でした。
正直、遊んでいてあまり気持ちよくないし、達成感もあまり感じられず終わってしまいました。💦
『箱の配置が難しすぎる』
難易度が高いというのは、ステージをクリアするだけの難易度だけではなく、箱パーフェクトも難しすぎる。
過去作のクラッシュでしたら、一発で箱パーフェクトできたり、言っても3回程ステージを遊べば箱パーフェクトできたレベルでした。
だって、目に見えている箱を壊せばいいだけなので。
しかし、本作では死角に箱を隠してパーフェクトをさせないような、いやらしい配置の箱が多すぎる。
そこに箱があるって分かっていないと自力ではとてもじゃないけど、見つけられないレベルです。
これだと、箱パーフェクトを目指そうとも思えないですし、ストレスがたまる以前にやる気すら起きない。
ステージをクリアする難易度が高いのはまだ許せますが、エンドコンテンツの難しさもちょっと高すぎました。
『作業員が出てこない』
クラッシュシリーズの敵と言えば『作業員』です。
色々なコスチュームに身を包み、様々な攻撃でクラッシュを倒しにかかるのですが、そんな作業員がほぼ出てこない。
しかも、本作のクラッシュの敵はあまり魅力的に感じる敵がいなかったです。
『お馴染みのボスが出てこない』
リパールーやタイニータイガーなどクラッシュといえば個性豊かなキャラクターがボスでしたが、本作では全く出てこない。
Nジンやブリオ、コルテックスやエヌトロピーなどコルテックス一味が出てくるだけでした。
個人的には新キャラのボスが出てくるかな?と楽しみだっただけにちょっと残念でした。
『死亡パターンが少ない』
クラッシュの醍醐味のひとつでもある死亡パターン。
色々なやられ方があって、わざと死にに行く人も多かったのではないでしょうか?
本作ではその醍醐味である死亡パターンがあまりなく、面白さが半減してしまっていた。
『ステージや音楽がクラッシュっぽくない』
クラッシュといえば遺跡、ジャングル、雪山、湿地帯のように自然が多いステージがメインだったように思えますが、本作でもそういったステージはあるものの、クラッシュっぽくないステージが目立ちました。
ディズニーっぽいステージだったり、ラチェット&クランクに出てきそうな近未来なステージだったり、音楽も同様でワクワクするような曲は正直僕の中ではあまりなかったです。
新しい挑戦といえばそうなのですが、どうしてもクラッシュというと昔のイメージが強すぎるせいか、こういった感想を持ってしまいました。
【まとめ】
全体を通してレビューをしましたが、面白くないというわけではなく、クラッシュっぽさが少なかったのと、
やはり難しすぎたというところが目立ちすぎて、よかったところも多かったのに薄れてしまっているというような作品に思えました。
今度アップデートで難易度が緩和されたりDLCで新しいステージが増えたりするかもしれないので、今後の情報に期待したいところです!!
今回はここまでです!!
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